お客様の生活に花を添えるコーヒー焙煎人

Hakoya 須藤 隆

Hakoya 須藤 隆

1964年6月29日栃木県生まれ大学卒業後、家業の事務用品販売業につく。12年前、旅行先のバンクーバーでコーヒーのおいしさを知る。当時、北米大陸西海岸はスペシャルティコーヒー・ムーブメントがホットな時期であった。家業と並行しながらコーヒー全般を学び、2003年、自家焙煎珈琲Hakoya(ハコヤ)を開店。「自分が買いたい商品を提供する」がモットー。

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現在のあなたの仕事内容を教えてください

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私の仕事は、世界のスペシャルティコーヒーといわれる、生産者・農法・精製法が明示された高品質なコーヒー豆を仕入れることです。当店はスペシャルティコーヒー専門の仕入れ協同組合LCFに所属しております。LCFは各国の優秀な農園と取引契約を結んでいて、栽培、精製、輸出方法などへの特別注文により、最高品質のコーヒー豆を確保しています。このような経緯で優れたコーヒーを仕入れたら、最適な状態に焙煎します。当店は深煎りコーヒーを得意としています。理由は、私たちが深煎りコーヒーが好きだからです。モットーが「自分がお金を払って買いたい商品を提供する」ということですので、自分たちの納得したものをお客様に商品として提供させていただいております。焙煎したコーヒー豆は、店頭または通信販売、電話、FAX等で販売しています。また、併設しているカフェではスペシャルティコーヒーと日替わりの自家製ケーキを提供しております。

この仕事に“やりがい”を感じる時はどんな時ですか?

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私はコーヒーが好きでこの仕事を始めました。当店でのコーヒーが「おいしいコーヒー」だとするならば、「お客様の生活に花を添えられたこと」と「良いコーヒーを作れたこと」の二つの喜びがありますね。この二つが仕事の原動力であり、やりがいです。また、好きなことを仕事にしているので、仕事に関わる全てのことが、面倒も含めてやりがいになっていますよ。私が考えるコーヒー屋というのは、お客様の生活の手助けをする仕事だと思っています。出来るだけ良い品質のコーヒーを仕入れて、出来るだけ良い状態に焙煎して販売する、それでお客様が楽しみ、その時間ハッピーになってくれればいいかなって思うんですよ。だから、お客様がおいしいねと言ってくだされば、それが最高の幸せなわけで、それが結局はやりがいってことになるんですよね。

お店(施設)のオススメを教えてください

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お店のオススメは、選び抜いて仕入れ、自家焙煎したスペシャルティコーヒーをお買い求めいただけるということ。また、食品や雑貨なども、自分たちが好きなユニークなものを置くようにしています。カフェでは、淹れたてのコーヒーと日替わりの自家製ケーキをお楽しみいただけます。ケーキは栄養士と調理師である妻が、使う食材などに気を遣って毎日作っています。日替わりで新鮮なものを出したいという気持ちもありますし、妻も楽しくないと仕事のしがいが無いと思いますので、コーヒーに合う、自分の作りたいケーキを思うように作ってもらっています。店内はアンティークなどを飾った静かな空間ですので、ゆっくりくつろげる時間をお過ごしいただけます。

仕事を通して、あなた自身の今後の目標を教えてください

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まず第一に、これからも世界中の素晴らしいコーヒーを紹介していきたく思っています。今月は、パナマ、コスタリカ、エルサルバドルのコーヒー農園を巡ってきます。以前はカナダ、フィンランドと訪問しましたが、コーヒー消費国の現状も知りたいので、機会があればこういった消費国も訪問したいと思っています。また当店は「夫婦二人で運営する店」をコンセプトの一つにしております。おかげ様でたくさんのお客様のご愛顧をいただき、楽しく仕事をさせていただいています。今後もネットショップの充実等、夫婦二人で出来る仕事の限界値を上げていきたいと考えています。

あなたにとって、那須とはどんな場所ですか?

那須は私にとってふるさとですので、客観的に語るのは難しいですね。私の生まれは那須塩原の旧黒磯市ですので、何より黒磯という土地を愛しています。非常に田舎的という、のんびりした良い所もありますし、色々な大型スーパーが出来てみたり、また、都心からのアクセスがいいので、芸術家の方がたくさん住んでいらっしゃったりとかして、そういった意味では刺激でもあると思っています。ですので、那須を一言で表すならば「クラシカルでモダン」な場所と思っています。よその街に行くと、自分自身の構成要素が「メイド・イン・那須地区」であることを実感します。つまり那須地区で暮らすこと自体が全ての発想の源ということですね。だいぶ近代化されたとはいえ、那須は今でも変わらない美しい自然がありますし、暑すぎず寒すぎず、とても生活しやすい場所だと思いますので、安心する場所でもありますね。

NasuWorker 読者(那須に興味を持っている方)へ一言

私は生まれも育ちも那須です。コーヒー屋をやりたいと思った時も、どこか別の土地でやろうといった考えは少しも無く、自分のふるさとで、妻と二人で気ままに出来る仕事にしたいと考えて始めました。先ほど少しお話しましたが、コーヒーの他に、ちょっとした食品や雑貨も販売しています。フランスの食材やフランスのエミール・アンリの食器です。これらは基本的に大手スーパーやデパートに置いてある商品なのですが、私たちが好きな商品の一つとしてどうしても当店で販売したいと思い、直接メーカーさんに問い合わせ、私たちがいかに御社製品を愛しているかをお話し、交渉の末、今では特例ではありますけれど、直接商品を卸していただいています。そんな風に一歩一歩ではありますが、自分の好きなものを売らないと商売はつまらないと思うので、扱う商品はちょっとくらい困難があってもなんとかしています。業態は違っても、好きなことを仕事としてしていることは、モチベーションも常に高い位置で仕事が出来ると感じています。また、那須では自分が好きなように商売がやり易いといった良い部分があると思うんですよ。都会ではテナントを借りるとテナント料が高いとか、人を雇えば人件費が高い、それから地域性で扱う商品が違って来るなど、諸々問題というかそういった悩みが出てきます。田舎で経営するアドバンテージはこういった固定費が自分の努力次第で安く出来るといったことがありますよね。そうすると、固定費が少ないため、売り上げの中で、充分な利幅がとれるといったメリットが一つ出てくると思います。かといって、これが那須ではなく、もっと僻地まで行ってしまうとそれはそれで問題はあります。お客様が全く来なかったりとかですよね。那須は自分がやりたいことをやって商売にしたいと思っている方には、非常に良い地域だと思いますよ。

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